ヘリオセントリックとは?
ヘリオセントリック星読みは、新しいアクエリアスの時代に向けて登場した、スピリチュアルな星読みと言えるでしょう。
それは「占い」ではなく、魂の計画を知るためのツールです。
「天動説」と「地動説」をご存知だと思います。
中世、ガリレオ・ガリレイが「それでも地球は廻っている」と言い残すまで、宇宙の中心は地球でした。それ以外のすべての星が、地球の周りを廻っているのだと信じられていました。今では考えられないことですが、それがその時代の「常識」だったわけです。
そのように常識というものは曖昧で、時代や世論に左右されるものであり、真実とは対照的なものです。
現代、誰もが太陽系について知り、太陽の周りを地球を含めた惑星たちが回転している事実を知っています。
しかし、従来の占星術は、地球を中心に天空を把握します。未だに天動説のままなのです。
ヘリオセントリックは、それに対し、地動説の占星術と言えます。太陽を中心とした惑星の位置に基づき、ホロスコープを描きます。
魂の歓びを生きる
これまでの占星術では、社会の中の自分が、その枠組みの中でどう動くか、どのような関係の中に身を置くかなどを具体的に占うのに適したものでした。
それはあくまで、自分という狭い枠の中から見た、世界の姿です。
自分を中心に据え、世界を見つめれば、そこに死角が生じるのではないでしょうか。そう、自分自身のことは、自分自身の中にいては見えないのです。
ヘリオセントリックでは、太陽を中心に、地球=自分も動きます。
自分を中心に据えた見方ではなく、全体の中、調和の中で、本質的にどう在ることが私の本来の姿なのか、私という魂の持って生まれた意義とは何なのかを考えます。
肉体よりも魂の視点です。
魂の歓びとは、自分の持ち味を最大限に生かし、人生を楽しみながら、最終的に自らを磨き上げ、輝きを増すことにあります。
そのような生き方の本質に、ダイレクトにアプローチするのが、この新しい星読みなのです。
決して、旧来のジオセントリック占星術を否定しているのではありません。それぞれに異なる価値があり、互いに補完しあうものであり、双方に助けられる方も多いことでしょう。
ハイヤーセルフの視点
太陽という視点で、地球=自分を見下ろす時、自己中心的な視点、エゴが薄まっていきます。自分自身でないものを羨み、自分でないものになりたいという欲求が消えていきます。
太陽のもとに集う惑星の中のひとつが「私」であり、私は他の星になる必要はなく、ただ私であればいいのだと深く気づきます。
他の星が素敵に見えても、それは大きな私=宇宙の一部であり、地球である私とは違った役割を与えられているだけだと知るのです。
無い物ねだりをせず「自分らしく生きる」とは、言い尽くされた言葉ですが、地球中心の視点で生きていれば、それはどだい不可能なことです。
自分は太陽を廻る星の一つだということを知り、太陽系全体が「大きな意味での私」であり、全体として未来へと突き進んでいるのだということを体感しない限り、いくら自分らしく生きると言ってはみても、概念の中で空回りするばかりで、確かな手応えを得られないのではないでしょうか。
地球から太陽を見上げるのではなく、太陽の視点で地球を見下ろすこと。
それは、認識の圧倒的な破壊と再生、根本的なパラダイムの変化、意識の上昇を要求してきます。
太陽性全体を自己と捉える。つまり太陽はハイヤーセルフであると言えるのかもしれません。
個人の思考、エゴで物事を解決しようともがく地点から、ハイヤーセルフとつながり、大きなワンネスの意識の中で生きていく地点へと、私たちは大きく飛躍しようとしているのです。
それこそが「アセンション」と表現されるものです。
ヘリオセントリック星読みが、その飛躍の一助となることを確信しています。
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