隕石の鑑定室

Helio☾entric Astrology

太陽星座が「獅子座」の方へ

地球星座は「水瓶座」

 

太陽星座(一般的な星占いでのあなたの星座)が「獅子座」の方は、ヘリオセントリックでの地球星座は、180度反対の「水瓶座」となります。

地球星座が水瓶座であることとは、何を意味しているのでしょうか。

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自分を熱く表現する


まずはじめに、太陽星座である「獅子座」の性質を考えてみましょう。

 

太陽星座「獅子座」の要素として、熱感を重要視するという特徴があります。

何が自分を熱くするのかが重要で、内側に燃えるような熱い衝動を感じることに、自分のすべてを捧げていきます。

世界は自分の情熱を表現していく舞台であり、自分はその舞台の主人公となります。人生は一つのドラマチックなストーリーで、自分を輝かせるためにあります。そのような捉え方を、いつも心のどこかでしています。

 

そのため、周囲の人との調和を図りづらくなり、人に自分の意見を押し付けるような態度となったり、全く悪気はなく、人の意見を軽視したりしがちになります。

それが悪いというわけではなく、そのようなリーダーシップは場合によっては、とても大切なことです。しかし、場合によっては害を及ぼすこともあります。

真に心を開いた対等な関係を作りづらかったり、自己中心的だと他者に非難されたり、あるいは自分自身で、ついつい自分本位な言動をしてしまう事を内省し、自分を責めたりしてしまうことがあるかもしれません。

 

自分が熱を感じられないことに対しては全く無関心であり、バランスの悪い偏った意識を持ってしまうことで、不利益を被るようなこともあるかも知れません。

そんな自分を変えたいと心の底から思うような、高い壁にぶち当たる体験が、遅かれ早かれやってくるでしょう。

全体のなかの一部となる

 

その限界を超えていくために、正反対の性質である、地球星座「水瓶座」の性質を思い出すことを、宇宙は教えてくれています。

それはもちろんあなたにもともと備わった性質なのですが、地球上の価値観に染まるうちに、見失ってしまったものと言えます。

地球というせまい檻に閉じ込められ、太陽を見上げる視線でしか世界を捉えられなかったからです。

本当のあなたは、太陽から地球を見下ろしているまなざしです。その方向性を、正反対の水瓶座のあり方が、示してくれているということです。

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水瓶座のエネルギーは、一言で言うなら「民主主義」です。一人のリーダーが全体を引っ張っていくような「独裁」は大嫌いです。

リーダーは存在せず、ひとりひとりが平等で、均等であることを良しとします。

縦のつながりではなく、横のつながりによって結ばれ、網の目のように機能していくネットワークを作り上げようとします。インターネットのように、地域による格差なく、世界中に張り巡らされたネットワークをイメージしてみてください。

 

そこには、突出した主人公は存在しないのです。リーダーが熱く主張する必要はなく、システムがすべてを牽引しますから、リーダー自体も必要ありません。

冷静に、全体像を見つめる目となって、自分をその他大勢のひとりと見なす必要があります。世界中に志を同じくする仲間がいて、そのうちの一人が自分なのだという認識を持つことです。

そこで、獅子座さんにとって大切だった自我意識を捨て、自分の主張というものを一旦忘れることが大切となってきます。

 

中心点がなくなると、特にこだわる点も、偏る点も失ってしまいますから、いやでも個の視点を超えて、全体を見る目が育ってくるでしょう。それがとても大切な鍵となっています。

私は何をしたいか、ではなく、何が全体の利益にかなっているか、という考え方にシフトするのは、正反対を向くようなもので、違和感があるかもしれません。自分の中で革命が起こるようなものですから。

 

しかし、一度それを受け入れてみると、今までどれだけ視野が狭かったのかということに気づき、愕然とするかもしれません。世界の半分しか見てこなかったと感じることがあるかもしれません。

それほどに革命的な変化をもたらし、目から鱗が落ちる体験となるはずです。

仲間たちの意見を吸い上げ、全体の望みを叶えていくことに、価値を見出すようになります。

自分が薄まっていくので、人に評価されること、賞賛されることにも、強い関心がなくなっていきます。賞賛を求める心が、どれほどストレスになっていたかに気づき、開放感と自由の感覚を感じることでしょう。

 

すると、全体の理想像というものが自然と見えてきます。

その理想が、自分自身の個の理想と重なってくるという経験をするかもしれません。
その時、自分を深く満たしながら、全体の一部としても完全に機能するという、両方の体験をすることになるでしょう。

 

自分本位な考え方をしていたら見逃してしまったような、微細な匂いに反応するようになるでしょう。

自我意識をコントロールできるようになると、もやが晴れるように、物事の真偽を見抜くような独特の嗅覚が発達します。それは人生のなかで、とても有益な道しるべとなります。

 

そのようなバランス感覚が、あなたが魂の全体像に還っていくために、かならず必要となるミッシングピースであり、今まで見えていなかった「盲点」となっていたのです。

その盲点もしっかりと視野に入れてあげたとき、私たちは魂のままに生き始めます。