隕石の鑑定室

Helio☾entric Astrology

グラウンディングは必要?

ヘリオはグラウンディングへ誘う

 

ヘリオセントリックは、星々に想いを馳せながら、魂の在り方という高みにあるものを取り扱いながらも、なぜか逆に、地に足の付いた生き方へといざなう気がします。

 

従来のジオセントリックでは、地球を中心にした天動説で捉えますから、星が巡るのと共に、意識が空へ空へと逃げていくような感覚が、どこかにあるように私には感じられます。

ヘリオは太陽を中心に捉え、地球はその周りを廻る一つの星として捉えますので、イメージとしては遠心力でグッと地上に押さえつけられるような感じでしょうか……?

なぜだかわかりませんが、また私個人の感覚でしかありませんが、深いグラウンディングを促すように感じられるのです。

 

 

「魂」などと言うとどうしても、ふわふわした浮遊感や、現実離れした感覚を抱く方も多いかもしれないですが、魂のままに生きるということは、地球にしっかりと足をつけて初めて可能となることです。

肉体を離れた意識となれば、理想の中にどこまでも浮遊していられるのでしょうが、この地球に人として生まれてきた以上、魂が望むのは、この重力の中で、精神も地球に根付かせて生きることなのです。

根が大地にしっかりと張っていなければ、草木はすぐに枯れてしまいます。人の意識も同じことが言えるのではないでしょうか。

 

地に足をつけるというと、辛い現実や馴染めない社会に無理やり適応していかなければいけないと感じて、苦しくなってしまう方も多いかもしれません。しかし、嫌なものにも適応していく、ということでは決してないんです。

現実が辛いと、意識がそこを逃れて逃げ出したいと感じてしまうことがあります。私もそうでしたから、その気持ちは痛いほどわかります。

ですが、そこから逃げてしまうと、嫌な現実を変える力からも逃げ出してしまうことになってしまいます。結果、現実を変えることはできなくなってしまいます。

 

地球に蒔かれた星の種

 

地球に蒔かれた星の種が成長していくということは……。

自分の心が闇に閉ざされているから、どうか光で照らしてほしいと願うことから、周りが闇に満ちているなら、自分が光となって照らそうという意識へと変換していくことです。

どうしたらそのような境地に至れるのか、それは人それぞれで、わかりやすい正解はないのではないでしょうか。

ただ一つの明解な答えがないということが、また難しいポイントです。ある人にとって正解だったものが、また別の人にとっても正解とは限りません。

自分だけの正解に至る道も、必ず魂の計画にあるはずです。ですから、その計画を知ろうとするヘリオセントリックは、大いにヒントとなる可能性を秘めています。

 

また、高い意識に至っているから優れていて、そうなれずにもがいているから劣っているということは決してありません。

これは声を大にして言いたいところです。成長の段階は全く人それぞれであり、スタート地点も置かれる環境も全く違う中で経験していくことですから、横並びの競争という概念は全く意味を持たないのです。

少なくとも、その人にとって一番必要な経験を必要なときに必要なだけすることが、もっともその人のためになるということです。それは魂の計画なのですから、間違いがありません。

その体験を効率良く進めるために、私たちにできることは限られているのかも知れません。その中で、もっとも簡単で効果的なのが、地に足をつけて生きる、すなわちグラウンディングして生きるということなのではないでしょうか。

グラウンディングをイメージする

 

グラウンディングについては、いろいろな方法が語られているので、私が重ねて発信する必要はないかもしれませんが、私がよくするイメージングをご紹介したいと思います。

 

自分が一本の樹になって、地球の内部に向けて根っこが伸びていき、大地に根を張り巡らせるイメージをします。

根っこはどこまでも伸び続け、やがて地球の核の部分まで到達します。

 

真っ赤で熱いマグマが、根っこを通じて吸い上げられ、自分の体に戻ってきます。

そして、地球と自分の体の血管が一つに繋がり、真っ赤なマグマと真っ赤な血液が一つになって、全体を巡り続けます。

 

自分の中にある、いらなくなった思考の残骸は、血管を通して地球に流れていき、地球の核の部分まで流れていき、煮えたぎるマグマの中で燃え尽きてしまいます。

 

いらないものが次々に流されていきます。

 

心がすっきりとするまでそのイメージを続けます。

 


 

自分から地球に根っこが伸びているイメージをするだけでも違うと思います。

心がソワソワして落ち着かない時、不安を感じる時、自分の中心からずれたと感じるときなど、ぜひやってみてください。