複雑さの価値、単純さの価値
ヘリオセントリック占星術は、まだ歴史も浅く、認知度も低いようです。
従来のジオセントリックに詳しい方は、要素の少なさにがっかりし、これだけじゃ浅い鑑定しかできない、なんてつまらないんだ、と思われるかもしれません。
確かにジオでは感受点が多く、読み方のルールも多く、とても複雑です。
私はヘリオと出会ってから占星術というものに初めて深い関心を持ったので、ジオの知識は浅くしか持っていません。なのでその奥深さを十分に理解できていないのかもしれません。
でもなぜか、私はジオには惹かれるものを、全く感じませんでした。
複雑さが複雑さを呼び込み、どこまで行ってもきりがないほどの知識の競争のようになってしまって、これはこの地球上の、狭い自意識の上に築かれた世界なのだということを強く感じました。
ヘリオは自意識を超えるところから始まります。そこに強く惹かれたのかもしれません。
正解も不正解もない世界へ
真理というものは、たいていシンプルなものです。
複雑で難しいことに価値があるとしたのは、人間の自意識の部分であり、ほんとうに本質的であるものは、みな決して難しくはなく、むしろ単純すぎて受け入れることが難しいほどのものだということを、私は私の人生の中で学んできました。
そして、たった一つの真実というものはなく、すべてに正解はなく、不正解もないということに深く気づきました。
読み手の個性によって違った解釈がされ、読み手の数だけ正解がある。
また、自分にぴったりの星読みをする読み手を、依頼者は直感的に選ぶのです。
そう考えると、とても自由で心躍るような感覚を覚えました。
より感覚的で直感的で、オラクルカードを読むかのようなひらめきで星を読むことができる点が、この星読みが好きになった一番の理由なのだと思います。
オーラリーディングや、エナジーヒーリングを受けるような気持ちで、星のメッセージを心に取り入れるというスタンスが、ヘリオにはとても合っている気がします。
死角を照らすために
従来の占星術がなんとなく苦手だった方や、全く予備知識がなくまっさらな視点で見られる方に、ヘリオセントリック鑑定を特にお勧めしたいのです。
巷にあふれる「星占い」に違和感を感じていた方もそうです。
あれは占いというよりほとんどエンターテイメントとして独立したものと私は思いますが、なんとなく当たっていないな、肌が合わないな、と感じていた方も多いかもしれません。
そんな方にこそ、新しいこの星読みに触れていただきたい気がするのです。
既成概念をぶち壊して新しい風を入れるのが、ヘリオの特徴とも言えるからです。
ヘリオは、今まで見えていなかった死角を照らし出し、あなたの中に眠っていた、眠らざるを得ないように蓋をされていた本来の資質を目覚めさせるきっかけとして、強い作用を及ぼす可能性を持っています。
あなたの内面を揺さぶり、確かな変化を促すものです。
抱えている問題を明らかにすると言うよりも、その問題の外に出て、外側からのまっさらな新しい視点を授けてくれるのです。
ご自分でも気づかなかった新しい側面を揺り起こすために、是非ヘリオセントリック鑑定を参考にしていただけたら…と願います。
