隕石の鑑定室

Helio☾entric Astrology

他人軸から自分軸へ

地球星座と太陽星座は、正反対

 

ヘリオセントリックによる地球星座は、旧来のジオセントリック占星術の示す太陽星座と、ちょうど向かい合う位置、正反対の位置にあります。
つまり、太陽星座(いわゆる「星占い」でいうあなたの星座)が牡羊座の方は、地球星座は必ず天秤座となります。

なぜこの様になるかということは、考えてみれば単純です。

ジオセントリックでは地球を中心に据え、太陽を見上げます。ヘリオセントリックでは、太陽が中心になり、地球を見下ろします。太陽と地球は見つめ合う格好で、その視線は互いに正反対を向いているのがおわかりになると思います。

自分軸を生きる

 

太陽星座を生きてきた地上の私達は、古い社会の常識やしきたり、固定概念に縛られ、社会のなかでどう生き抜いていくか、自分が何を得て、どう認められていくかを基準に生きてきました。

それが当然だったわけですが、それはとても息苦しい、魂を檻に閉じ込めるような生き方だったのです。

自分を押し殺し、今ある社会に適応させなければなりませんでした。そうしなければ生きていけないと信じ込んでいました。


そのような他人軸の生き方から、自分軸の生き方へと回帰しようという流れを、あなたも感じ取ってはいないでしょうか。
それはもう戻ることのできない、大きな流れとして私達を運んでいます。

 

価値観の刷り込み

 

どうしたら自分軸で生きられるようになるか、それについての明確な答えが、ヘリオセントリックの地球星座にあります。


この世界は二元性でできています。光と闇、高いと低い、思いと軽い、黒いと白い。
それはどちらかが良くてどちらかが悪いわけではなく、同じものの表と裏だということを意識することが大切になってきます。

これは単純なようでとても難しいことです。私達は社会のなかで、何が良くて何が悪い、何に価値があって何には価値がない、というふうに骨の髄まで刷り込まれ、汚染されています。

 

特に現在は、両側面の分離のエネルギーがブーストされ、あらゆるものの対立が際立っている、そんな現象が顕著です。
夜明け前の空がいちばん暗いと言われますが、それがまさに、今起きていることではないでしょうか。

 

苦しみを癒すためのブレークスルー


暑いときには冷房をつけ、寒いときには暖房をつける。それによって快適に生活できます。暑いこと、寒いことが悪いわけではなく、ただ2つのあり方があるというだけですが、反対の要素を持ち込み、溶かし合うことで、快適になるのです。

 

例えば、痩せていることだけに価値があると信じていた人が、ふくよかなことにも価値があり、どちらでも構わないのだ、どちらでもそれが自分なのだということを心の底から体感し、理解したとき、ブレークスルーが起きるでしょう。それによって頑なだった心が癒えていく方向へと動き出すこととなるでしょう。

逆に言えば、それ以外によって癒すことはできないのです。


片側だけに著しく偏った価値観によって、近視眼的にものを捉えることが、突き詰めればすべての苦しみの原点なのです。

それを中和し、熱いものを冷やし、冷たいものを温めるのが、ヘリオセントリックの地球星座なのです。

二元性を超越する

 

太陽星座と地球星座は正反対なので、その指し示す性質も、正反対と言えるのです。対極にある価値観を持ち込むことで、偏りを中和し、ブレークスルーを促します。

つまり、地球星座的な生き方を新たに意識し、これまでの生き方にぶつけ、対消滅させるようなイメージで、大きな気づきを得られる可能性が高いのです。

 

アセンションというキーワードがあちこちで囁かれる中、その道筋で、大きな力を発揮するのがこのヘリオセントリック星読みだと私は確信しています。

二元性を超越すること、ブレークスルーすること。それが私達をほんとうのアセンションへと導くのではないでしょうか。