隕石の鑑定室

Helio☾entric Astrology

ヘリオセントリック占星術とサビアンシンボル

謎めいた詩文

 

隕石の鑑定室のヘリオセントリック鑑定では、サビアンシンボルも積極的に活用し、より深くチャートを解読できるようにと試みています。

サビアンシンボルとは、360°すべての度数に割り当てられた、詩的で象徴的な、暗号のようなフレーズです。例えば以下のようなものです。

✧ 牡羊座20度  冬に鳥に餌をやる若い少女
✧ 牡牛座19度  新しく形成される大陸
✧ 山羊座1度  認識を求めるインディアンの酋長

これらはある種のメタファー(暗喩)と言って差し支えないと思います。

星の持つ直感的で構造的なメッセージを、この世の豊穣の極みとも言える「言葉の海」に放り込み、きらめくイメージをまとわせる、そんな感覚で捉えています。

それによって、観念的なものに具体性を持ち込み、血肉を与えることになるのではないかと感じられます。

 

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魂の真実をより深く形容する

 

これらは、チャネリングによって降ろされた言葉たちなのだそうです。それを知って驚きました。
100年ほど前、神秘主義者マーク・エドモンド・ジョーンズ氏が、透視能力のあるチャネラー、エリス・フィラー氏に、順不同で星座のシンボルとサインの度数を書いたメモを見せ、その情報だけで浮かんだイメージを言葉にしてもらうという実験をしたのが始まりだということです。

魂の真実をより深く形容するために、とても重要なものとだ私は感じています。
サビアンシンボルも照らし合わせることで、人生がより陰影のある、立体的な像として浮かび上がります。
これらのフレーズたちが、アカシックレコードに接続して降ろされたものならば、なおさら魂のブループリントとも相性が良いはずだという気がします。

 

12の星座で分割するのよりさらに細かく、360度で区分けするので、当然より詳細になります。

牡羊座なら皆「スピーディーで大胆な行動派」であるというわけではなく、牡羊座の中にも様々なバリエーションが出てきます。
中には牡羊座の一般的な性質とはあまり合致しない、のんびりとした牡羊座もいるのです。環境に影響を受けやすい敏感な牡羊座もいれば、好戦的で人を打ち負かそうとする傾向の牡羊座もいます。

12星座をさらに30分割した一つ一つに意味が与えられているのですから、一括りにしては見逃してしまう詳しい性質が読み込まれます。

 

そして、それぞれの惑星は全てあなたの要素を表していて、すべての惑星を総合して一人の人間、一つの魂の全体像が初めて見えます。

星占いで自分の星座を見て、全然当たっていないと思っていた方も多いと思います。私もそうでした。
全ての惑星の要素が絡まり合って示されたものと、たった一つの星だけで判断し全ての人を12等分してしまうのとでは全く深みが違ってきます。

 

全ての惑星のシンボルをよく味わってみてください。ゾクッと寒気がするほど自分のことを的確に言い表している!と感じることもよくあるようです。反対に、まだ気づいていない自分が見えることもあるでしょう。

反発したくなる、受け入れたくないようなポイントがあれば、そこはなおさら重要なポイントです。自分では気づいていない、あなたの盲点を示しているからです。

盲点を知り、そこにフォーカスしてみると、驚くほどに自分の中のバランスが変わることに気がつくと思います。

特に、水星のサビアンシンボルは、魂の計画した生き方へと導く具体的な方向性を示していると言われます。そのためとても重要と言えます。

地球のサビアンシンボルも、この星にやってきた中心的な目的をそのまま示唆しているので、注視してみることが必要となってくるでしょう。