隕石の鑑定室

Helio☾entric Astrology

ヘリオセントリックで見る恋愛について

火星が恋人、太陽が夫?

 

私が従来のジオセントリック占星術で一番疑問に思った点は、恋愛を見るとき、金星が女性を指し、火星が男性を指す、けれど結婚となると相手の男性は太陽で見る、という点でした。


私は地球に慣れることのできない宇宙人(笑)ですので、恋愛と結婚は別という考え方にどうしても馴染めません。本質には、ただ本物の「無条件の愛」ただひとつがあるはずだと考えます。

太陽は自分自身の中心であるはずだったのに、それが結婚相手の男性を示すなんて、個というものが消え、夫と一心同体になれ、夫の一部になれというようなものではないかと、非常に違和感を覚えました。

それは健全で対等で、無条件に愛しあえるパートナーシップの姿を現してはいません

 

ヘリオで表すのは本質的な魂の絆

 

ヘリオは魂の本来の在り方を示し、魂には性別がないことから、恋愛についてはジオで占うべきとの考え方もあるようです。

けれど個人的には、恋愛は魂の成長のための重要な機会であり、それを人生の目的の中心に据えてやってくる魂だって沢山いるのではないか? という気がするのです。だから、ヘリオでも恋愛の傾向について読むことは十分可能だと、私は考えています。

 

生まれる前からの魂レベルの繋がりがある関係、約束を持って生まれてきた魂の関係性は、きっとヘリオでこそ読むことができるのではないか? という、まだ漠然としてはいますが、確信に近いものを感じます。

私個人の感覚的なものですが、男性女性問わず、人を愛する心は金星が指し示すので、金星同士のアスベクト、またその人自身を表す地球とのアスペクトなどで、魂のご縁というものが見えないものだろうか? と考えていました。

 

ヘリオのチャートで、気になる人との金星、地球のアスペクトが合(0度)やトライン(120度)、オボジション(180度)など強いアスペクトを作っているなら、それは魂同士が祝福された関係性を持って地球に降りてきた、宿命的な絆のある間柄と読んでいいのかもしれません。
複数あるなら、なお強い絆と言っていいかもしれません。
これはあくまで私の個人的な考え方ですが、そう感じています。

それは、単に相性がいいとか、結婚できるかどうかとか、玉の輿かどうかとか、この社会のなかのエゴ対エゴの関係性に落とし込んではいけない、大切な絆なのだろうと思います。

 

相性が気になるということは

 

ソウルメイト、ツインレイかどうかという鑑定はできません。それは自分にしかわからないこと、自分で決めることだからです。
そして、魂のままに生きていれば必ず出会い、互いに導かれ合うものだと思うからです。

それは魂のままに生きたことの結果であり、目的ではないからです。

二人のヘリオセントリックチャートで関係性を見るのは、二人が出会った結果として、あくまで余興として見る程度にしたほうが良いのだろうと思います。

その人との相性を外側に決めて欲しいと願うのならば、まだ魂の真実を生きているとは言えないのです。

 

ヘリオが教えてくれる恋愛の形

 

この恋愛がうまくいくかどうか、相性がどうかという鑑定の場合、お相手のホロスコープも必要となりますが、私は、自分自身に向き合う中で、本当の他者との関係性が見えてくるものと考えています。
なので、相性鑑定などを受け付けてはいないのです。

 

お相手との関係がどうなるかということよりも、その恋愛が自身にもたらしたものは何か、そこから何を得て何を学び、どう自分が変容するかというポイントであるならば、それはたぶんヘリオチャートが指し示す内容から深く読み解くことができるものと思います。

それをご理解いただければ、ヘリオは大きな助けになる可能性を秘めていると思います。